手術について surgical operation

内視鏡手術について endoscopic surgery

基本的な治療方針は手術せずに治す事を大事にしています。しかし物理的な理由、物が引っかかる、靭帯が切れて関節が緩んでいる等、手術の方が良い結果が出る場合があります。例えば投球障害肩などはリハビリで治る事が多いのですが、肩関節脱臼などは手術のケースが増えるという具合です。当院では関節鏡という内視鏡を使った手術を多く行っています。「肩、肘、股、膝、足」を主に内視鏡視下手術の対象としており、多くのスポーツ選手や整形外科疾患の患者の治療に利用してきました。小さな傷から、小さな手術でスポーツや日常生活の復帰が目指せること。また、技術がずっと進歩して来ており、完成度が高まってきている事がお勧めしている理由です。術後は家族や本人に関節の中のビデオ画像を見てもらい理解度を高めます。手術の画像はカルテと同じく保管しておきます。当院の全体手術数の70%は内視鏡を使った手術となっており、主軸の治療方法となっています。手術の種類は肩(鏡視下腱板修復術、脱臼や投球障害肩に対する内視鏡手術)、肘(関節ネズミ、靭帯断裂、離断性骨軟骨炎に対する内視鏡手術)、股(関節唇損傷への内視鏡手術)、膝(半月板、前十字、後十字靭帯断裂への内視鏡手術)、足(関節ネズミ、靭帯断裂への内視鏡手術、外反母趾)などでスポーツ選手のみではなく一般の方にも行っています。

手術写真 手術写真 手術写真 手術写真

手術について surgical operation

超音波下手術について ultrasound surgery

最近は整形外科に使用する超音波装置の技術革新が目覚ましく、超音波を使い小さい手術を行っています。特徴としては悪い部分、腱が腫れている所や引っかかりがある部分が特定しやすく、超音波で見ながら切開や切り離す事ができるようになりました。特徴は出血が少ない事、傷が殆ど残らない事、なにより正確な手技が行えることです。新しい手技として最近では高いレベルの選手にも導入されています。当院では分裂膝蓋骨、アキレス腱症、指の腱障害、内側肘裂離などに行っています。これから増えていくと期待されている分野です。

手術写真

手術数(関節別) surgical record

手術数(関節別)2019年度 146例 (うち非観血的授動術 108例)
18例
229例
18例
1例
上記以外 49例