EMTTとは

体外磁気伝達療法EMTT

どういう方に行うか?

骨折、筋肉、腱、神経が損傷し、早期回復やスポーツ復帰を望む方に使用します。 腰痛などの痛みを減らしたい方にも使います。 今までの衝撃波とは作用メカニズムが異なる為、衝撃波と同時使用の効果があるのではと期待されています。

適応疾患

  • 骨折、偽関節
  • 恥骨炎、腰痛症
  • 腱付着部炎、肉離れ
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 変形性関節症
EMTT

治療方法の実際

中心磁気治療の所要時間は、治療する部位や症状の状態によって変わりますが、一般的には8〜16分程度、磁気を患部に当てて行います。特徴として、施術中に強い痛みを伴いにくい治療であること、さらに洋服を着たままでも治療できるため、患部に合わせて当てやすく、受ける側の負担が比較的少ない点が挙げられます。

また、磁気を用いる治療のため、施術の前にはカード類、携帯電話、ネックレスなどの金属製品や電子機器はすべて外していただきます。これらは磁気の影響を受ける可能性があるため、安全に治療を行うための重要な準備です。さらに、体内に金属を埋め込んでいる方は、状態によっては治療を受けられない場合がありますので、事前に申告のうえで確認が必要です。治療中に熱さや痛みなど、普段と違う感覚を感じた場合は、我慢せずすぐにお申し出ください。

使用の実際

肩腱板断裂
非特異的腰痛症
肘離断性骨軟骨炎
膝脂肪体炎

痛みが減るメカニズム

中心となる作用は強い磁気による細胞膜のイオンチャンネルの変化です。 細胞膜はイオンの出入りを管理していますが、強い磁気はここに変化を起こし細胞を活性化します。 そして骨折や筋、腱損傷の治癒を促進します。

EMTT治療前:イオンは外にとどまっています
EMTT 治療前:イオンは外にとどまっています
EMTT治療(オレンジ線)で:イオンが細胞内に移動します
EMTT 治療(オレンジ線)で:イオンが細胞内に移動します

料金(自由診療)

2025年に日本で使用可能となったばかりで、まだ保険での治療は認められていません。 通常は1回3000円で周一回のペースで4週間使用します。学生割引もあります。 通院が難しい方は間隔をあけて治療します。 衝撃波との相乗効果を狙うケースもよくあり、その場合は衝撃波とEMTT治療を同日に行います。 2つの同時治療は一回9000円で週1回、3回行います。

区分 EMTT 単独 EMTT+ESWT(体外衝撃波)
一般 3000円/1回 9000円/1回
学生 2000円/1回 6000円/1回
回数 4回 3回

今までの研究成果

今までの研究成果-EMTT単独

  • 恥骨結合炎 2M保存した9例で痛み減少(2回/週×4週、80mT、2.5Hzs、15分、T Kluter 2018)
  • 骨癒合 通常より早く骨癒合(鎖骨:隔日×7回 L Gerdesmyer 2024/骨盤:8回(1-10回)J Anchuelo 2025)
  • 非特異的腰痛 有意に疼痛が減少(2回/週×4週、80mT、3Hzs、20分、A Krath 2017)
  • アキレス腱症 ヒールパッド群より痛み改善(2回/週×4週、80mT、3Hzs、20分、L Gerdesmeyer 2017)
  • 肩関節付着症 プラシボ群より痛み改善(2回/週×4週、>60mT、100kHzs、10-20分、L Gerdesmeyer 2017)

今までの研究成果-EMTT+FSW併用

  • 肩腱板炎 CMS 59.44 → 93.1 ESWT 62.62 → 82.7(T Kluter 2017)
  • 変形性関節症 ESWT単独より短期疼痛改善(Fyzzio 2017)
  • 骨癒合 通常より早く骨癒合した
    舟状骨:1例 ESWT4000+EMTT6000 ×3回(K Knobloch 2022)
    足関節:12例 ESWT4000×1 + EMTT6000 ×2回(A Sexene 2023)
    踵骨:1例 ESWT4000+2000 +EMTT6000 ×5回(K Knobloch 2024)
    有鈎骨:1例 ESWT3000-4000 +EMTT4000 ×5回(K Knobloch 2025)
  • 半月板 断裂が治癒した 1例 ESWT4000+EMTT6000 ×3回(K Knobloch 2022)